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2006年02月17日

YS11搭乗感想

タラップを上り機内へ潜入。
外から見ると大きく感じても、さすがに小型機だけあって狭いですな。
古いだけにシートも色あせてる。
棚はふたが付いてロックできるタイプでなく、観光バスのように斜めになった板がついているだけ。鞄を棚に上げようとしたら客室乗務員に座席の下に入れるように言われた。もっともです。はい。

座席は結構快適。
なんといいますか、JR西のこだま号のような感じ。
あちらは古い新幹線のグリーン座席を移設してるので、どちらも色あせてはいれど、重厚。

座席上には読書灯と呼び出しボタン。
ボタン自体も古いが、呼び出しボタンにStewとかかれているのが時代を感じる。今ならCAだもんね。

乗客はスーツ姿の人が結構多い。隣席もスーツだし。JAXAの人なのかな。
子供連れの家族が1組いたのが印象的。

少し寒く感じたので通りかかった乗務員さんに毛布を借りる。
JAC(日本エアコミューター)のロゴ入りの青い毛布。
JACロゴが生きていて少しうれしい。


さて、YS11はターボフロップ機。ジェットエンジンでプロペラを回して飛ぶ、プロペラ機です。
いったいどのような機構で動かすのか興味津々。
座席は幸いにも窓側席。かつ、後部座席なのでエンジンがよく見えます。

で、結局起動方法は、まずジェットエンジンを起動。
しばらく暖気運転(?)をして、エンジン出力を上げてプロペラのクラッチ(あるのか?)をつなぐ。
プロペラが回転が安定したらさらに出力を上げて移動開始。

離陸時にはさらにエンジン出力を上げて加速後ふわっと飛び上がります。
見れば揚力を稼ぐためにいつの間にかフラップも広げてます。


飛行高度はかなり低く、下がよく見えます。
速度も遅め。
後部座席なので、ジェットの排気で多少景色がゆがむのも見えます。
しかし、風に揺られるのが怖い(笑

しばらくの上昇後、シートベルト着用サインが消える。
消えると同時に二人乗り込んでいる乗務員さんがキャンディーを配る。
キャンディーの包み紙にもJAC。
キャンディーを配り終えたら、次は搭乗記念絵はがきの配布。ありがたく頂きました。

乗務員さんが席に戻ったところで、トイレも見てみるかと立ち上がろうとしたそのとき、無情にもシートベルト着用サインが。
もう到着ですか。早いよ種子島航路orz

頭を下に下げて飛行機は降下。時々くるふわっと浮かぶ感覚が怖い。肘掛けをしっかりつかんで耐えるが、声が出てしまう。


しばらくして種子島が眼下に見える。あー、写真撮りてぇ。あそこに見えるのが新種子島空港か?
飛行機は種子島を飛び越えてぐるっと回り着陸態勢。

直下の家屋をかすめるようにして飛行機は滑走路に降り立つ。
停止後、飛行機はその場でぐるっと回頭して滑走路上を走り駐機場へ。そうか、小さな空港だから誘導路なんてないのかと妙なところに納得。

駐機場から目の前の空港建家までは徒歩で移動。こんなところも地方空港。
タラップを降りたところで記念写真を一枚撮ってもらった。

投稿者 510 : 2006年02月17日 14:18

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